10月28日
8時にレンタカー屋へ。
マーチを借りて実家へ一旦戻る。
カミさんと母親と3人で温泉放浪の旅へ出発。
もうかれこれ5回目の3人旅だ。
気温も上がって天候も安定してきたので
峠も大丈夫だろうということで、やっと今日の宿を予約。
かんの温泉、無事とれた。
一路高速で夕張まで。
そこから下道。
札幌近辺は紅葉も終わりかけだけどまだ見られるって感じだったんだけど、
徐々に葉が落ちて寒々しい景色へ。
逆に雪は減っていく。
夕張で夕張メロンを食べて(笑)休憩しつつ進む。
途中、道の駅があれば問答無用で寄らされるので、
片っ端から道の駅による。
ゴーヤ豆乳っていうへんてこなものや、
なぜ今野菜を買う?などと思いつつも道の駅はけっこう面白いな。
日勝峠も難なく越えて日高の草原で持ってきたおにぎりを食べる。
コーヒー飲みたい病になりまた道の駅へ。
然別湖も目の前のところからかんの温泉への道に分岐。
ダート10Kmって話しだったのだけど、行けども行けどもダートは現れず。
結局、舗装区間がのびた模様で最後の4Kmほどだけダートだった。
登るにつれて道にも雪が残っていて、最後の方は圧雪アイスバーン
秘湯感は高まるな。
3時半、意外に早く宿到着。
かなりのひなび感でなかなかよろしい。
館内のひなび感もかなりではっきり言えばボロボロです。
俺的にはどうって事ないけど、カミさんはちょっと不満みたい。
んで風呂だ。
ここの宿は8個くらい風呂があるらしいけど、
とりあえずは近くにある川沿いに点在する無人露天をめぐりたい。
日暮れまで時間がないので運動もかねて一人で走りモードで出かける。
宿から10分ちょっと走り、「鹿見の湯」「シリコトルの湯」入湯。
シーズンオフなので入る人も少なく、手入れする人もいないので
かなりのヘドロと落ち葉。
川のすぐ横でロケーションは良い。
シリコトルの湯は熱くて足だけ入るのが精一杯。
鹿見の湯の源泉側の小さな湯船は適温で気持ちよかった。
ヘドロはすごいけど。
一度あがってまた10分ほど走って次の「テムジンの湯」「キヌプの湯」へ。
日も暮れてきて気温はすでに氷点下で走らないと湯冷めする。
看板も何もなく、雪の積もった踏み後をザクザク進んで見つけたものの、
よりいっそうのヘドロンガー状態で入りたい感がなえてしまい、
手を入れて湯加減をみるだけにしておく。
そこからまた走って「ビラの湯」へ。
ここもやはりヘドロドロなのと日ガ完全にくれてしまって暗くなってきたので
見るだけにして宿に戻る。
まわりはかなり強烈な山の中で熊が出てもなんの不思議もないところ。
暗くなった林道をひた走る。
足をぶっ壊したくないのでなるべくゆっくりと。
もうちょっとで宿って所で森の中から「キぇーーーーーーウーーヲーー」
っていう叫び声。
ビクっとしたけど、キエーのところはまさに鹿の鳴き声で
なんだ、鹿か。と思ってたんだけど、最後のウーーーヲーーってとこが
やけに重低音で迫力満点。
一瞬熊か、とも思うが、いや、そんなことはないと思いつつも
自然に足は早まり、宿が見えるまで全力疾走。
良い運動になりました、鹿さんありがとう。
でも、エゾ鹿って本州の鹿よりどすが利いた鳴き声なのですな。


宿に帰ってまた風呂。
カミさんと二人で混浴。
窓を空けたらすぐそこを鹿が2頭走って逃げてった。
お、俺を追ってきたのか。
カミさんを残して風呂のはしご。
晩飯をどこで食べるのか聞いてなかった。
部屋食はある?って聞いたら高かったのでやめたのだから
食堂かどこかで食べるのだろうと思っていたんだけど
そんなものはどこを探してもない。
風呂からあがって探しつつ部屋に戻ったら
部屋にはすでに晩飯が。
うーむ、難解な宿だ。
めしは意外と旨かった。


まぁしかし、ここの宿は温泉好きに絶大な人気を誇るだけあって
お湯は確かにすごいです。
源泉がいくつあるのか知らんけど、
湯船に温度の違う源泉を2つ入れて温度調整してるのはすごいな。
ただ、お湯が良いのであって風呂が良いのとは違うのが残念。
気絶するように8時半に寝てしまった。