26日午後、カミさんと1日半休みが重なることがわかったので
いつものように急遽旅の準備。
ドタバタとしたくして宿の予約を入れたのが当日の午後2時。
夜に雨が降るようなので今回は温泉宿。
宿は一回行きたかった法師温泉長寿館。
関越を突っ走ってちょっと道の駅に寄り道して到着。
昔一度入浴だけ来たことがあるが時間が遅かったので断られた経験がある。
でもその時の印象は丁寧な対応で印象良かった。
宿の外見はこんな。

通された部屋はケチってトイレも無い部屋にしたら
これが偶然の大当たりで与謝野晶子が泊まった部屋。
次の間もあって広いしなんとテラス付だよ。

しかもすごく安い。
今時は年寄も風呂トイレ付の部屋を選ぶんだろうな。
多分あの宿でベストな部屋。
居心地よろしい。
それで問題の風呂。
感動した。
もうでたくなくなる。
時間の観念が無くなる。
大きく四つに分けられた湯船はそれぞれ湯温が微妙に違う。
窓に向かって向こうの手前左角がベスト。
一番下から沸いてる湯量が多い。
プクプクポコポコと下に敷き詰められた石のあいだから湧いてくる
泡を背中に感じながら湯に身を委ねていると
溶けてしまいそうな心地良さだ。
無造作のように見える石の配置、適度にぬける風、
まわりの腰掛けられる一段高くなった構造、からん、洗い場の無い
昔ながらのスタイル。
どれも風呂に浸かる楽しみを倍増してくれてほんとに素晴らしい。
最高でした。
メシは山の物をうまくあしらって、まぁ普通。


翌日、起きたら晴れてた。
朝風呂入ってメシ食って地図を見ながらデザートとお茶をテラスでして
出発。
新潟側も晴れてるんでは無いかということで
三国山辺りを登ろうかと思っていたのを変更して
苗場から林道を登る。

ゲートまで行って車をデポ。
登り始めてすぐの橋が大雪の為かぼっきり折れてやんの。

わたんないと行けないので渡る。
しかし越後の山はたおやかな峰がいいねぇ。
木々が素晴らしい。
立派な木が多い。

こんな道を気分良く歩いた先で

風呂。
赤湯温泉。
俺達以外誰もいない。
誰ともすれ違わなかったし。
宿の人がいい人だ。
日をさんさんと浴びながら入る風呂は昨日の法師温泉とまた違う良さがある。
湯にほてってきたら横の大石の上に寝転がり風をうけてさます。
さいこーです。
風呂から上げって近くの草地で昼飯を作って食って
ちょっと昼寝。
来た道を戻って車に戻り今度は湯沢へ。
山の湯を探すがわからず、駒子の湯に入る。
風呂に入ったとたん大雨。
危なかった。
新しい施設だけど完全に地元の人の社交場でこれはこれで味わいぶかい。
高速に乗って関越トンネルを越えて月夜野でまた下りる。
旅館の仲居さんがたくみの里には蛍がいるよと言っていたのが
頭からはなれないので来てみた。
7時過ぎて辺りは薄暗くなり蛍がでそうではあるが
なんせ情報がたくみの里には蛍がいるってだけで
実際に来てみるとたくみの里はなかなかの広さなのだった。
なんとなく沢近くに車を停めてブラブラしてみるも
蛾がフラフラ飛んでいるくらいで光る物体なはし。
1時間粘ったけど諦めて帰ろうかと車に戻る途中の沢で光る物体が。
おぉ、やっと見れた。
ポツポツとふわふわ飛んでいるのが見える。
真っ暗になると田んぼにもふわふわ飛び出して幻想的だ。
満足して帰路へ。
充実した一日半だった。