死んだ、JBが。

neriume2006-12-25

昨日、体調がおかしくて明日こそ禁酒するぞと思ってみたが
なんてこった、JBが死んだ。
これが飲まずにいられるか。
JB見たのは何年前か?
あれは10年位前だったのか?
どこでやったのかも判然としない。
帰りに下北で飲んだくれたのは覚えているので
渋谷公会堂とかNHKホールとかだったのだろう。
舞台上のJBを見ながら、年取ったなー、まぁこんなもんかと思って見てたら
休憩が入って衣裳替えの後二部へ。
始まったのだがなんかおかしい。
これちがうだろ。
本人じゃないだろ。
さっきまでの人と違うだろ。
そっくりさんだろこれ?
遠い席だったのではっきり見えないけどなんかちがう。
だいたいオーラがない。
会場中になんか違うんじゃないかってムードが広まっていき
どんどんしらけていく。
どっちらけのまま終了。
アンコールの拍手もほとんどないまま会場は明るくなり
客は半分以上が返った。
俺は完全に脱力モードでがっかりしきっていて席にへたりこんでいた。
とその時、いきなりマイクをひっつかんだJBがそでから現れた。
係員が静止するのを振りきり客も半分以上帰ってしまって明るくなった
会場でいきなり歌いだした。
もうそれは明らかにさっきのJBではなかった。
俺が見たかったJBだった。
残っていた客はステージに殺到し大ダンスパーティー状態。
3曲ぐらいやったかなぁ。
これだこれだよと思いながら
絶叫しながら踊り狂った。
すぐそこに神様がいた。
何がなんだか解らないまま終了し、なにがなんだかわからないまま
酔いつぶれた。
あれはなんだったのだろうか。
あれは夢だよと言われれば夢のような体験だった。
なんにしてもJBらしいライブだった。
どんな人でも人は死ぬんだ。
JBでも死ぬのだ。
そんなことを痛感する夜である。
棺桶に入れる前に念入りに髪型をセットしてやってくださいと願う夜である。
手持ちのCDがJB’Sしかないのが残念でならん夜である。