深夜、仕事をようやく終わらせ車でうちへ。
タクシーの群に囲まれながら街道を走る。
エアコンディショナーは真冬の気分で設定されているが
それでは徐々に熱くなり途中で窓をあける。
風が顔にあたる。
冷たい風の中になんとなく春の兆し。
匂いか温度か、なんなのかよくわからないが
とにかく春の尻尾が見えた。
BGMはジャクソンブラウン。
一刻も早く帰りたいけどもういいや。
スピードを落としてBGMを大瀧詠一に変える。
信号で止まるたびに春は近づく。
そんな2月の深夜1時半だった。